
中3数学40点→86点のワケ
2017.09.13 Wed by 個別指導塾maru
中3(男)数学
40点(前期中間)→86点(前期期末)【46点UP】
この夏から入塾のAくん(中3)のケース。
入塾前の前期中間の数学は40点。
受験への内申UPに向け、何としても次のテストである程度の「結果」が必要でした。
夏期講習では本人とも相談の上、5科目の中でも数学に比重を置いた形で学習を進めることに。
素直で礼儀正しく、指示されたことはきちっとこなしてくれ、授業態度も至ってまじめな彼。
新しいことへの理解も比較的スムーズで、テキストの例題を用いて解法や考え方を一度説明すれば9割方はその場で飲み込んでくれます。
理解力からすると前期中間はもっと点が取れててもよさそうなものでしたが、しばらく授業を進めていくと「伸び悩んだ理由」が少しずつ分かってきました。
①ミスが多い
②復習、演習が足りていない
①の理由が②ということにもなるのですが、前期中間の「意外な40点」の理由は主にこの2点に集約されていると分析しました。
計算のやり方自体は分かっているのに、途中計算の単純な+、-でミスしていたり、式の書き写し間違い、求めて書き出した答えは合っているのに解答欄になぜか違う数字を書いてしまっている等々、まあ、うっかりでもったいないミスが授業の中でも目立ちました。
また、それまでは気持ち的にどこか「のほほん」としたところがあって・・・、とはお母さまの言葉。
なまじ理解する力はあるため(良いことですが)、「分かった」だけで安心してしまうような部分があったと思います。
学校のワークをふわっと終わらせて「ハイ、テスト勉強終了」みたいな。。
数学は「分かる」から「出来る(確実に解く)」ようにしなければいけません。
頭の中だけで理解しただけでそのままテストに臨んで、「あれ?これどうやるんだっけ??こうだっけ!?」なんていうのはよくある話。
「分かった」後は復習、練習を繰り返し「自分のモノ」にして初めてテストで自信を持って解ききる力が身につくのです。
復習、演習をこなし、その中で間違いやミスの原因を自覚しそれを繰り返さないようにする、そうすることで「自分の力」として定着させることが出来ます。
ということでAくんに対しては、期末テスト範囲の中心である平方根および2次方程式の解き方について、徹底的に演習を重ねるようにしました。
今回のテストでは計算問題がかなりの割合を占めるため、とにかくミスをせずに確実に解くトレーニング。
間違えたら、まずは自力でもう一度解き直し。
ミスの原因がどこだったのかを確認。自覚。意識。
解きなおせないようであれば、こちらからヒントを与えたり、解法やプロセスを確認、再指導することを繰り返しました。
思い込みなどによる「ミスの癖」も発生するたびに厳しく指摘。
(Aくんの場合は、いつも「√4」を「2」とせずそのままにしてしまうことなど)
算数でも数学でも、よく生徒の中には自分で計算問題の丸付けをする際、間違えたり出来なかったりした時に赤で正しい答えだけを書き込む子がいますが、特に数学においてこれは「何も意味がない行為」ですので必ずやめるように指導しています。
解き直し、時間がなければ少なくとも解答と照らし合わせ確認作業をするようにしなければ先には繋がりません。
空欄であったのなら「解き方が分からなかった」ということですので、必ず模範解答で確認するか先生などに質問をして解決するようにしましょう。
そんなこんなで、期末へ向けた対策と入塾したことによる学習・受験への意識向上が相まって見事な結果を出してくれたAくんでした。
ちなみに主要5科目中3科目が80点超え。
数(40点→86点)
国(61点→81点)
理(43点→82点)
「実技科目も侮るな!」と散々口酸っぱく言った甲斐もあってかこちらもすべて7割超え。
よく頑張りました!
次に向けてこのまま勢いづいていきましょう!!
個別指導塾maru