
中2数学26点→74点のワケ
2018.09.20 Thu by 個別指導塾maru
中2(男)数学
26点(2年前期中間)→74点(2年前期期末) 48点UP!!
いやー、快挙でした!
今回のテストで飛躍的な伸びを見せてくれたのは中2のRくん。
いつもよりやや平均点が高めとはいえ、「自分が得点すべき問題」できっちり結果を出し、自分史上最高点をとってきたことは素晴らしいです。
Rくんの中学での中2数学は今回「連立方程式」全般が中心範囲でした。
速さや割合が絡むやや難しめの文章題までしっかり範囲に含まれていましたが、まずRくんが優先すべきは「基本の方程式で確実に解を求めること」でした。
連立方程式は解を導くまでのプロセスが比較的長いため、ミスが起きやすいです。
どこかの過程でひとつでもミスをしてしまうと正しい解が出ません。
+、-の間違いだけでも、単純な足し算、引き算でも、どこかで狂ってしまうとすべてが台無しです。
また、xとyの両方の解が正しくないと当然マルにはならないのでどっちかだけあっててもダメ。
とにかく丁寧に正確に、かつスピーディに処理できる練習が必要不可欠です。
塾の授業や宿題はいわば本番(定期テストや入試)のための練習の場ですのでいくら間違えてもよいのですが、大切なのは「本番で一発で正解を出せるようにすること」です。
塾では数学を受講しているほとんどの生徒に対して、式の計算や方程式を含めた計算トレーニングの宿題を課したり、小テストを行っています。
基本的に間違いは解き直しをさせますが、その中で「ミスの原因に気付かせる」ことが大事です。
そこで重要なのが「途中式」ですね。
途中式がひとつひとつ丁寧に書かれていると自分でもどこで間違っていたのかに気付きやすく、自覚することが出来ます。
万一、自分で気づかなくても指導者側がすぐにミスの原因を特定でき注意を促すことが出来るのです。
「先生、何回やっても答えが合いませんっ!!」
「どれどれ?あっ、ほらココ、カッコ外した後の符号が違ってない?+じゃなくて-でしょ」
「あ、ホントだ」
「〇〇さんはこの手のミスが多いから気を付けないと!テスト本番じゃやり直せないからねっ!!」
「はーい」
途中式が必要以上に省かれていたり、雑だったりするとこれがスムーズに出来ません。
ですので、計算を進める上ではそのプロセスを明確にするという作業を徹底させています。
「頭の中だけでいっぺんにいろんなことをやろうとしないっ!」
特にミスしがちな生徒には口酸っぱく言っています。
というわけで、以上のようなことをRくんにも日頃から行ってきたわけですが、連立方程式に関しては特に学習初めの段階から調子が良かったのも事実です。
比較的スムーズに解法を理解し、ある時からあまりミスをせず正確な解を出せるようになり、基本的な文章題も自力で答えを導けるようになりました。
今回のテストにおいて、彼の「自分が得点すべき問題」、「失点してはいけない問題」は基本的な式の計算と連立方程式だったのですが、なんと全問正解でした!
式の計算・・・12問中12問〇
連立方程式・・・8問中8問〇
一問2点だったので40点です。
これだけで前回の点数を上回りました(笑)
まずは「出来るはずのことを確実に」。
そうしてひとつ自信を持てるとその他にも取り組める意識も時間も生まれます。
これ以外にも34点を獲得し、結果74点です。
26点からの74点は本人にとっても大きな励みになりました。
これから中2の後期に向けてはとても重要な時期に差し掛かるので、引き続き頑張っていきたいですね!!
個別指導塾maru