
中2数学24点→58点のワケ
2018.07.11 Wed by 個別指導塾maru
中2(男)数学
24点(1年学年末)→58点(2年前期中間)
今回掘り下げるのは中2のYくん。
1年生の学年末テストを終え、2年生に上がる前にこちらに入塾をしてくれたYくんはそれまで他塾に通っていたものの、なかなか結果に出せないでいたとの事でした。
「無くしかけている自信と意欲を引き出すこと」
入塾時、親御様の一番の要望はそこであり、次のテストや今後に向けて結果を出すのに必要なこともまずそこでした。
注)Yくんではありません(笑)
単純に学習内容そのものを指導するだけでなく、生徒の「やる気」を出させることも学習塾としての使命です。
というよりむしろそっちの方が大事で、本人のやる気なくして成績が上がるわけはありません。
「いやあ、こちらはしっかりと教えていたんですけど、本人がなかなかやる気になってくれなくて成績は上がりませんでしたよ~」
なんていうのは、塾として言い訳にすらならない、という気持ちでやっています。
もちろん、
「やる気出そうぜ!」
「勉強しようぜ!」
と、
ひとこと言って即座に変わってくれるのならそんなラクなことはないわけで、モチベーションが上がらない生徒たちに対してはそれぞれに合わせてアプローチしていく必要があります。
同じことを伝えるのでも生徒によって言葉やトーン、タイミングを変えたり、じっくりと時間をかけていかなければならないケースも出てきます。
授業やそれ以外の時間の接点の中で、時には勉強とは関係のない話もしながら生徒との信頼関係を築いていくのです。
そんな中で、Yくんはどうだったかというと、入塾する手前の体験授業、入塾面談を経て「新しい環境で勉強を始めるんだ」という期待感をそれなりに持って入ってきてくれたので、こちらとしては「やる気」の糸口みたいなものは比較的つかみやすかったのです。
そのあたりの彼の素直さや実直さ、斜に構えることのない無邪気な性格は今回の結果に大きく影響したと思います。
お互いサッカー好きなのでそんな話で時々盛り上がりつつ、テストに向けて徐々にギアを上げていき、数学に関しては授業や補習を重ねるうちに自力で出来ることも増え、そうなってくると表情も生き生きとしてきました。
テストの中心範囲である「式の計算」では基礎計算や用語・知識問題を確実に得点することを目標にしていましたが、ちょっとした応用にまで手を付けることができ、忘れてしまっていた1年生の「立体の体積・表面積」や「資料の整理」の単元においてもだいぶ取り戻すことが出来てきました。
テスト直前期は「数学が楽しくて仕方ない」という感じで、もはやキラキラしていましたね(笑)
テスト前、問題が解けなくて悔しがっていた時に、
「いままでそんな風に(解けなくて)悔しい気持ちになったことあった?」
と聞いたら、
「いや、(テスト勉強してて)何にも感じたことなかったです」
と素直な回答が返ってきました(笑)
ひとまずその時点で成長を感じられたことは良かったです。
テスト前、保護者様から。
こんな風にお声を頂き、ご家庭での様子を教えて頂けると指導する側も非常に励みになります。
最終的に70点~80点を目標に出来るくらいにまで力がついたので、「イケるかな」と本人もこちらとしても思っていたのですが。。。
結果はもう一歩及ばずでした。
しかし、世界3位のベルギー相手に大健闘を見せたW杯サッカー日本代表さながら、次につながる頑張りを今回は見せてくれたと思います。
正直、解けるはずの問題で取りこぼしやミスもありましたが、数学はナイスファイトでした。
テストが終わってからもとても楽しんで取り組めており、今では、
「この問題はもう余裕っす!」
なんて言ってホントに正解だったりするから頼もしくなったものです。
でも他の科目も含めて、まだまだ課題は多いぞ、Yくんっ!
4年後ではなく、2か月後の前期期末に向けても頑張りましょう!!
個別指導塾maru