もし、模試を申込むのなら・・・

2017.09.10 Sun by 個別指導塾maru

先日、8月に行われた中3全県模試の結果が返ってきました。

当塾では、中学生用の高校入試対策模擬試験として伸学工房さんが提供している「神奈川全県模試」を採用しています。

県内多数の中3生が受験するので、豊富なデータに基づいた合格判定を参考にすることが出来ます。

細かい結果分析表もその後の入試対策を進めていくうえで非常に役立つものとなっています。

 

さて、返却されたとある生徒の結果を本人と一緒に確認しました。

ハッキリ申し上げますが、この時期の模試の得点に高得点など期待しません。

実際、本人たちもビックリの点数(悪い意味で)をとってくることがほとんどですし、それでいいんです。大いにビックラこいて危機感を持ってほしい。

 

この時期の模試を受ける意義は大きく2点。

 

①場慣れすること

②問題の傾向をまずは知ること

 

 

①に関して、当塾で申込を受け付けているこの「神奈川全県模試」は基本的に公開会場に行って受験していただくことになります。

当塾の教室で行うわけではありません。(※時期により開催する場合もあります)

だいたい近隣の高校・大学のホールや教室が試験会場になることが多いです。その都度ご案内しています。

塾内受験も出来なくなくはないのですが、あえて会場受験に設定しているのは、「いつもの通いなれた塾」ではない場所で、顔も知らない同い年の生徒たちが多く集まる中、緊張感を持って試験を受けることに慣れるためです。

当然、本番がそういう状況ですので「訓練」の意味合いですね。

知らない場所であれば、事前に経路や所要時間を調べる必要もあります。当日へのそうした準備も含めて大切なことだと思います。

 

 

②については、模擬試験は何の「模擬」かというと当然入試の「模擬」なわけで、端的にいえば「入試問題みたいな問題」で構成されています。となると、同じテストでも、今まで学校で受けてきた「定期テスト」とはなにやら毛色が違うわけです。

定期テストはその都度習った単元からの出題範囲がかなり限定されている場合がほとんどだと思います。

科目や先生によっては、指定の問題集からほぼ同じ形式で出されることが分かっていたりすることもありますね。

「ココ、テストに出すぞー!」という先生のセリフも定期テストならではです。

対して入試の出題範囲は「それまで習ったこと全部」。何がどう出て来るかは分からないのです。

だからこそ、模試を受け、出題傾向を把握することから始めなければいけません。

「ココ、出すぞー」とは入試は言ってくれないので自分で分析するしかない、そして、対策を講じようにもまず「相手を知る」ことが重要なのです。

 

今時期の模試の結果では得点はさほど気にしない、ということを前述しましたが、大事なのはそこから今後どう伸ばしていくかです。

初めて「模試」というものを受ける生徒も多く、いつもの定期テストでは見たこともないような点数をとってしまって多少なりともショックを受ける生徒もいますが、そこは「あまり気にしなくていい」とはっきりと伝えます。

ただし、「大切なのはどうすれば得点できるようになるかを考え、行動すること。入試直前の模試でも今回と同じような結果じゃダメだよ」と伝えたうえで。

 

「入試とはこんな感じなのか」ということを肌で感じ、「今後どう勉強を進めていくか」という対策を考え、実行し、修正していくことを繰り返す。模試はそのきっかけとヒントを与えてくれます。

是非、自分の目指す目標に向け有効活用してほしいと思います。

 

もちろん当塾では、個々の状況に合わせてサポート、アドバイスは惜しみませんのでそのあたりはご安心を。

模試受験後の「個別振り返り授業」も1コマ単位から承っています。

模試を受けただけでやりっぱなしにならないよう、「間違えたところはどこか、その原因はなんだったのか、それを正しく修正し定着させるにはどうしたらよいのか」を一緒に考え、次に生かします。

すべては2月の入試本番のために。

 

 

 

2017年度模試スケジュールはご覧のとおり。

中1、中2対象の模試もあります。

入試への準備は早いに越したことはありませんね。

意識を高く持ってチャレンジしてみてはいかがでしょう?

 

 

 

個別指導塾maru

 

 

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